№10 本きょう寺のボタン in 広島
被爆後、1本だけ生き残ったボタンが芽吹き、
初夏、大輪の花を次々と咲かせています
A-bomebed Bohdi tree in HIROSHIMA
【被爆樹 花めぐり】 The flowers in the atomic bomb-scorched earth. Let us go to see the Atomic Bombed flowers!
▼爆心地からの距離:890m/広島市中区大手町3-13-11
▼ボタン科・落葉小高木
▼樹齢70年以上 樹高:1m 株立ち
▼開花時期:4月中旬~5月初旬(年によって異なる)
【木の特ちょう―大輪の花】
原爆から蘇った木の中には、こんなにあでやかな花もあります。お寺の境内で被爆し、地上に出ていた部分はすべて焼けました。一時は枯れたと思われていましたが、一本だけ生き残ったボタンが命を吹き返しました。その芽を苗木に育て、株分けされて、境内の数か所に移植されています。今では毎年初夏、ピンク色の花を咲かせます。(被爆70年目の2015年5月撮影)
【被爆を伝える】
爆心地から近いこの辺り一帯は焼け野原、がれきの山と化し、本堂などの建物は焼失しました。今、このお寺には当時の記憶のある人はもういらっしゃらないそうですが、被爆後にこのボタンを大切に育てていらしたご家族の意志を継ぎ、若い人たちがボタンを守っています。
【この木に会いに行こう!】
広島平和記念資料館から徒歩約10分。お寺の駐車場の脇に咲いています。
≪DATA of A-Bombed Trees≫
Tree poeney/Honkyo-ji temple
890m from the hypocenter
botanical name:Peonia suffruticosa
age:about 70 years old
height:1m
address:3-13-11 Oote-machi Naka-ku,Hiroshima city
This tree survived the atomic bombing of Hiroshima, about 890m from the hypocenter.
★Let's go to see this tree !
10minute walk from the Hiroshima Peace memorial Museum. There is this peonies in Honkyo-ji temple. The flowers blooms in May.